絵本のこと

まずは、子どもたちに。
絵本ははじめて出会うおはなしの世界です。
そこには、どきどき、わくわく
たのしいこと、かなしいこと
いろんなことがつまっています。
おはなしの世界では
どこにだっていける、何にだってなれる。
おはなしの世界は
ずっとずっとあなたの大切な友達になります。

次に、おとうさん、おかあさんに。
絵本を読んであげることは
子どもの心に種を蒔くようなことです。
どんな芽が出てくるのか
どんな花が咲き、どんな実がなるのか
今はまだわからないけれど
心にたくさんの種を蒔き、一緒に育てていきませんか。
一冊の絵本を読む時間
子どもにとっては
おとうさん、おかあさんを一人じめできる時間に
おとうさん、おかあさんにとっては
子どもと向き合う時間になります。
その時間がきっと
子どもたちにとって温かい記憶となります。

そして、みなさんに。
絵本は小さな画集でもあり
詩であり、文学でもあります。
一日の中に一冊の絵本を開くひととき
その時間が心のゆとりとなります。
一杯のあたたかいお茶を飲むように
一冊の絵本を読んでみませんか。

すずらん舎は、絵本のある暮らしを
みなさんと一緒に
つくっていきたいと思っています。